製品特性

流量、圧力、温度を精密にコントロールし、
用途に合わせた理想のエアレーションを実現します

大量生産工場向けに開発された連続ミキサーは、ミキシング部内の圧力とミキシングローターの回転速度を一定に保ち、材料と空気を強制的にミキシング部に定量供給することにより、均一なエアレーションを連続的に行えるミキサーです。バッチ式のミキサーやほかのホイップマシンでは不可能な理想的なエアレーションが行えます。

安定した製品作りを実現する

ターボミックスの
エアレーションシステム

ターボミックスのエアレーションシステム
ポンプからミキシングヘッドに送られた材料は、撹拌されながら先端部へ移送されエアーと材料が細分化され混ざり合っていきます。温度と内圧をコントロールすることで、ムラのないきめ細かい製品を得ることが可能です。
ミキシングヘッド内部構造の3D画像
ミキシング 温度コントロール 
内圧コントロール

❶ミキシング

ミキシングヘッド(ドラムタイプ)

ドラムタイプ(ミキシングローター)
ミキシングローター
ドラムタイプ(ステーター)(2液混合対応仕様)

ステーター
(2液混合対応仕様)

ミキシングヘッド(ディスクタイプ)

ディスクタイプ(ミキシングローター)
ミキシングローター
ディスクタイプ(ステーター)

ステーター

ドラムタイプの特徴

無数の角形ピンを配した円筒内に一定速度で材料を通過させ、ムラのないきめ細かい発泡を得ることが出来ます。円筒内を通過する距離で乳化・粘度が増していくため、高い安定性が得られます。
生クリーム・マシュマロ・メレンゲ等、切断効果が高く、きめ細かい均一な気泡を形成する商品に向いています。
ドラムタイプの特徴

ディスクタイプの特徴

ディスクの回転による遠心力を利用し、安定したきめ細かなエアレーションを実現するディスクタイプ。円盤型ディスクフィンの間を放射状に通過させ、発泡させる方式です。材料が放射状に通過する為、低速回転から高速回転をした結果となり、自然な起泡状態を得られます。 スポンジ生地・カステラ等、切断効果より混合効果が高く、生地内部に程よく空気を抱き込むので、商品の出来上がりに手づくり感を求める物に向いています。
ディスクタイプの特徴

❷ジャケット構造

ジャケット構造により温度コントロール

ジャケット構造のミキシングヘッドに冷・温水を循環させることで、ホールディングタンク・ミキシングヘッドなどを温度管理します。本体ジャケット部に冷・温水を循環させ、材料にとって最も適切な温度帯でのエアレーションが可能です。

ドラムタイプ

ジャケット構造・ドラムタイプ

ディスクタイプ

ジャケット構造・ディスクタイプ

❸圧力調整

エアー圧力で撹拌内圧をコントロール

ミキシングヘッドの先端にあるのが、背圧の調整を行うレギュレーター。 レギュレーターに空気を送り込むことで、製品吐出口を絞り、ミキシングヘッド内の材料を一定圧力状態に保ちます。設定された圧力を常に維持することで安定した生産を継続することができます。
レギュレーター内部構造の3D画像
撹拌圧力計

製品比重の安定

原料撹拌圧力(バック圧)の設定・調整を行うことで、短時間で均一なエアレーションを実現します。製品比重を安定させ、ムラのない製品を効率的に製造することが可能となります。

さらなる品質を追求する
オプション

安全性

分解洗浄時やメンテナンス時に最も危険を伴うミキシングヘッドとポンプ部に近接センサーを装備しています。(業界初)
ミキシングヘッド脱着クランプ
ミキシングヘッド脱着クランプ
ロータリーポンプ脱着カバー
ロータリーポンプ脱着カバー

CIP洗浄システム

生産終了後は、CIPポンプを使用しホールディングタンクから吐出口まで、洗浄水を循環させ機器を分解しなくても洗浄することが出来るシステムです。洗浄水が高い流量と圧力で機器内部を通過するため、衛生的な洗浄結果を得ることが出来ます。機器構成が複雑な場合、自動バルブ制御を行い全自動システムにすることが出来ます。
CIP洗浄システム
CIP洗浄システム

全自動制御盤

生産・洗浄・排水などのポジションを全自動で制御するパネルです。複数のオペレーターが使用する生産現場などでの、バルブ操作ミスの防止や機器間のセンサー制御を行うインターロック機構を持っています。
全自動制御盤
全自動制御機能

ターボミックスシステム

オールインミックスライン

ターボミックスシステム オールインミックスライン
プレミックスミキサー・ホールディングタンク・TM-500Gのシンプルな構成です。 原材料をオールインでプレミックスして発泡させます。最も効率の良い大量生産が可能です。 ホイップクリーム、スポンジケーキ、カステラ、ロールケーキラインなどに幅広く使用されているシステムです。

2液混合別立てライン

2液混合別立てライン
ターボミックスで発泡させた材料に別の材料を後から混合する製品を生産する場合のラインシステムです。2系統の材料となる為、プレミックスミキサー・ホールディングタンク・ポンプなど多数の機器構成となります。別立て製法のシフォンケーキ、スフレチーズケーキラインなどのデリケートな生地の大量生産を可能にするシステムです。
2液混合別立てライン
プレミックスミキサーは短時間で均一混合が出来るカッターミキサーで構成されています。 2台別々の材料をプレミックスしてホールディングタンクに供給します。
2液混合別立てライン
1台のホールディングタンクから発泡させる材料をターボミックスへ供給します。もう1台のホールディングタンクからは後から混合する材料を発泡材料吐出口へ供給します。 2種類の材料は配管内を通過する工程で均一に混合して製品となります。
2液混合工程を組み合わせることが可能です(オプション)。別々の材料をそれぞれ温度管理しながら、ミキシング部で混ぜ合わせたり、一方の材料をエアレーションさせたのち、その材料にもう一方の材料が配管内を通過することで分割混合ができるシステムです。
2液混合移送充填システム例 TM-1000

2液混合移送充填システム例 TM-500G

ミキシングヘッド部で2液混合
1液エアレーション後に2液混合