坂元醸造株式会社は、200年以上にわたり伝統製法を守り続け、本物の壺造りで作る「黒酢」を製造している。現在では、黒酢だけでなく、その風味を活かしたドリンクやドレッシング、ジャムなど多彩な商品を展開し、国内外で高い評価を得ている。
小型の縦型ミキサーを使用している中で、愛工舎の「カッターミキサー」の存在を初めて知ったのは約10年前。当時、実機を使用して試作を行い、その粉砕速度や撹拌の均一性を実感したが、その時点では導入まで至らなかった。
それから約8年が経った2024年、ドレッシングの製造工程を拡大し、より効率的な生産体制を目指す中で、再びカッターミキサーの話題が持ち上がり、愛工舎のホームページから改めて問い合わせをした。
小型の縦型ミキサーを使用している中で、愛工舎の「カッターミキサー」の存在を初めて知ったのは約10年前。当時、実機を使用して試作を行い、その粉砕速度や撹拌の均一性を実感したが、その時点では導入まで至らなかった。
それから約8年が経った2024年、ドレッシングの製造工程を拡大し、より効率的な生産体制を目指す中で、再びカッターミキサーの話題が持ち上がり、愛工舎のホームページから改めて問い合わせをした。
問合せを受けた営業担当が工場に伺い、製造量の拡大と工程の効率化について詳細をヒアリング。その結果、従来の「カッターミキサー」ではなく、撹拌・加熱・乳化等の工程をプログラムで自動管理できる「カスタードカッター」という機種を提案した。
展示会で実機に触れ、本社でテストも実施。福山工場 製造部 係長 岩切氏は「これだ!」と直感し、その高い性能と操作性に対して確信を持ったという。
展示会で実機に触れ、本社でテストも実施。福山工場 製造部 係長 岩切氏は「これだ!」と直感し、その高い性能と操作性に対して確信を持ったという。
導入にあたって、感じられたメリットは、多岐にわたる。
- コスト削減: 野菜の仕入れにおいて、従来は皮をむいて細かくカットした野菜を仕入れていたが、「カスタードカッター」では丸ごとの野菜を投入できるため、仕入れコストが大きく低減。特に大量の野菜を使用するドレッシングの生産においてその効果は絶大だ。
- 作業時間の大幅短縮: 野菜や材料を投入し、設定されたプログラムをスタートさせるだけで、粉砕から乳化、加熱まで一連の工程を自動で行える。従来の作業時間の約5分の1に短縮されたという。もちろん、プログラムは一つだけではない。「にんじん」「たまねぎ」などドレッシングごとにプログラムを変えて登録しておける。
- 工程の効率化と安定性: 野菜の粉砕、乳化、加熱等、ドレッシングの製造は工程が多い。機械が工程を管理しているため、人為的なミスが減少し、安定した品質と高い生産性を確保できるようになったという。
- 作業の省力化: 材料を投入しスタートさせたら人手は不要。今までのように、規定の温度に達するまで混ぜ続けたり、撹拌物を次の工程に移送させたりする必要がない。高い温度や重量物で体に負担がかからないのはもちろん、スタートしたら次の作業ができるため、労力と時間の節約に大きく寄与している。
「カスタードカッター」導入後、作業時間短縮はもちろんのこと、乳化の質・保持時間も向上しており、製造及び製品両方で良い感触を得ているという。さらなる販路拡大と多工程への展開を目指すなど、意欲的な意見もいただいている。
機械を導入するメリット以外に、テスト時の操作パネルの設定に関する質問に、的確に答える愛工舎のスタッフの対応や、設計・製造の担当者による丁寧なサポート体制に、非常に安心感を覚えたという。
また、すでにさまざまな現場で導入実績があり、長期にわたって使えるノウハウの詰まった機械であることにも感動し、信頼を深めたと福山工場 工場長 田中氏は語る。
また、すでにさまざまな現場で導入実績があり、長期にわたって使えるノウハウの詰まった機械であることにも感動し、信頼を深めたと福山工場 工場長 田中氏は語る。
愛工舎に問い合わせをし、「この機種を使いたい」と強く思い、社内に提案し続けた福山工場 工場長 田中 利和氏と製造課 係長 岩切 駿氏は「作り込まれた操作パネルや、故障しにくいように作られている配慮に感動した。」「ACRの広告塔となれるように使いこんでいきたい」と、機械の良さを存分に語った。
これからも伝統を守りながら、革新的な技術と共に挑戦し続ける坂元醸造様をバックアップできるよう取り組んでいきたい。
これからも伝統を守りながら、革新的な技術と共に挑戦し続ける坂元醸造様をバックアップできるよう取り組んでいきたい。
